@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001015, author = {村松, 常司 and 鎌田, 美千代 and 村松, 園江 and 金子, 修己 and 村松, 成司 and 川畑, 徹朗 and 片岡, 繁雄}, journal = {愛知教育大学研究報告. 芸術・保健体育・家政・技術科学}, month = {Mar}, note = {text, 小学校5・6年生1037名(男子539名,女子498名)を対象に,喫煙に関する行動・態度・環境とセルフエスティームとの関連を追究し,以下に示す結果を得た。(1) 喫煙に関する行動・態度を性別に比較すると,「不快だからやめてと言ったことがある」を除いた8項目すべてに有意差が認められ,いずれも女子の方が好ましかった。(2)喫煙に関する行動・態度・環境を喫煙経験別に比較すると,男子では14項目中9項目において,また,女子では7項目において喫煙経験者より未経験者の方が好ましい行動・態度が多かった。(3)喫煙に関する行動・態度・環境の14項目とセルフエスティーム6尺度とは,多くの項目と尺度間に関連がみられ,その中で最も多く有意差がみられたのは,男子では「たばこを吸う人が隣りに来たらその場を移る」と「喫煙の勧めを断れる」の2項目であり,ともに「全般」「学習」「家族」「身体」の4尺度において,好ましい状況である者のセルフエスティーム得点が高かった。女子では「喫煙の勧めを断れる」の1項目であり,「全般」「友人」「学習」「家族」「身体」の5尺度において,好ましい状況である者のセルフエスティーム得点が高かった。(4)非喫煙得点別にセルフエスティームを比較すると,男子では喫煙の行動・態度について好ましい状況であることを示す高群と好ましくない状況を示す低群では「全般」「学習」「家族」「身体」の4尺度において,高群と中群の間では「全般」「学習」「運動」の3尺度において,中群と低群の間では「家族」においてそれぞれ非喫煙得点が高い群ほどセルフエスティーム得点が高かった。女子の高群と中群の間では「全般」「家族」「身体」の3尺度において,高群と低群および中群と低群の間ではいずれも「全般」「学習」「家族」「身体」の4尺度において非喫煙得点が高い群ほどセルフエスティーム得点が高かった。以上のことより,喫煙に関する行動・態度・環境とセルフエスティームの関連は大きく,喫煙に関する行動・態度・環境が好ましい状況である者ほどセルフエスティーム得点が高い。子どもの将来の非喫煙を考える場合,両親,友人等の周囲の非喫煙環境の拡大とセルフエスティームの向上が極めて大切であることが示唆された。}, pages = {93--101}, title = {小学生の喫煙行動・態度とセルフエスティームに関する研究}, volume = {49}, year = {2000} }