@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001481, author = {渡辺, 智之 and 福田, 博美 and 宮尾, 克 and 平尾, 智広 and 長谷川, 敏彦}, journal = {愛知教育大学研究報告. 教育科学}, month = {Mar}, note = {text, 地域における健康状態を把握し,改善させるための目標設定などをおこなう上で,都道府県別の平均寿命による比較が用いられるが,都道府県の平均寿命の格差がどのような要因に起因しているかは平均寿命がすべての死亡に基づく指標であるため,分析が困難である。わが国の高い平均寿命は高齢化とも関係があり,高齢化は地域によっても異なる。そこで,本研究では47都道府県について寿命延長という視点から都道府県の死因の特徴,地域格差を明らかにするための基礎資料として,平均寿命に寄与する性別・年齢階級別・死因別要因を都道府県別に解析し,主に高齢者を中心に都道府県別の死因分析を行うことを目的とする。1975年から2000年における性別,年齢階級別,死因別の寿命変化への寄与年数を各都道府県について比較するために,死因別死亡率の変化による寿命変化への寄与を評価できるポラードによって開発された平均寿命の変化に対する寄与年数を用いた。その結果,65歳以上の全死因については,男性では甲信越,北陸で寿命延長への寄与が高い傾向があった。女性では,西低東高の傾向がみられた。その一方で,関東(特に東京都),関西(特に大阪,京都府)といった大都市部では他の都道府県と比較して寿命延長が小さい傾向にある。その他の疾患に対しても,地域的な特徴として大都市部の都府県において寿命延長の寄与が小さい傾向にあり,疾患によって地域格差がみられたものがあった。今後は,各都道府県について平均寿命に及ぼす影響の要因を分析する上で,様々な要因からみた多角的なアプローチが必要である。また,このような多角的な検討によって,高齢者に特有な疾患や地域の傾向を同定して,高齢者への効果的な予防対策を講じることができ,死亡率の改善だけではなくQOLの改善にもつながると考えられ,本研究の結果はその一助となることが期待される。}, pages = {53--60}, title = {性・年齢・疾患別にみた寿命延長への寄与に関する地域格差 : 高齢者を中心に}, volume = {55}, year = {2006} }