@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001511, author = {小島, 亜希子 and 村松, 常司 and 吉田, 正 and 村松, 園江 and 金子, 修己 and 平野, 嘉彦}, journal = {愛知教育大学研究報告. 教育科学}, month = {Mar}, note = {text, 本研究では,中学生999名(男子504名,女子495名)を対象に日常ストレッサー,対処行動,セルフエスティームを調査し,以下のような結果を得た。(1)中学生の日常ストレッサーの中では「自分の学校の成績のことで悩んだ」の63.3%が最も多く,以下「試験や試合などで失敗した」,「急にたくさんやらなければならないことができた」が続いた。性差がみられた項目は「自分の学校の成績のことで悩んだ」,「自分が失敗するのではないかと恐れていた」をはじめとする15項目であり,いずれも女子の方が多かった。 日常ストレッサーの中で最も影響か大きかった出来事は「自分の大切なものを失ってしまった」の84.6%であり,以下「誰かにひどくいじめられた」,「身近な人が重い病気になった,あるいは亡くなった」と続いた。性差がみられた項目は「自分の大切なものを失ってしまった」,「誰かにひどくいじめられた」をはじめとする17項目であり,いずれも女子の方が多かった。(2)ストレス対処行動の中では「信頼できる人に相談する」の83.5%が最も多く,以下「勉強や趣味に集中する」,「困難に立ち向かい努力して乗り越える」と続き,上位には積極的対処行動が多かった。性差がみられたのは11項目であり,「部活動に熱中する」,「それはあまり心配するほどのものではないと決める」をはじめとする5項目では男子が,「信頼できる人に相談する」,「それを人に話し気持ちを分かってもらう」をはじめとする6項目では女子が高く,性差がみられた。(3)男女ともにセルフエスティームが高いほど積極的対処行動得点が高く,ストレス得点が低かった。女子ではセルフエスティームが低いほど消極的対処行動得点が高く,ストレス個数が多いことが認められた。以上,中学生は日常生活において多くのストレッサーに曝されているが,セルフエスティームが高い子どもは積極的対処行動が多く,セルフエスティームが低い子どもは消極的対処行動が多いことが分かった。今後,中学生の好ましいストレス対処行動獲得への支援には,セルフエスティームを高める視点からの教育指導が効果的であることが示唆された。}, pages = {167--174}, title = {中学生の日常ストレスとセルフエスティームに関する研究}, volume = {54}, year = {2005} }