@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001678, author = {高橋, 丈司}, journal = {愛知教育大学研究報告. 教育科学}, month = {Feb}, note = {text, 従来の学校建築は,安仝性の必要のみが強調されてきたが,近年,教育環境としての快適性,情緒性,地域性をも満たすことが重視されるようになり,鉄筋コンクリート造校舎から木造校舎の良さを評価する動きがある。このような背景をふまえて,本研究は,両校舎に対する子どものイメージ,両校舎における子どもの思いやり行動,共感性を比較・検討した。木造校舎については,やわらかい,自然な,人間的な,あたたかいイメージを抱いており,鉄筋校舎に対しては,かたい,人工的な,機械的な,つめたい印象を持っている。快適性の因子でも,木造の方が高い評価を受けている。思いやり行動については,友だちへの思いやり因子では木造校舎の子どもたちが,目上の人への思いやり因子では鉄筋校舎の子どもたちが高かった。友だちへの思いやりは教育指導ではなかなか形成しにくいやさしさ,思いやりではないかと思われる。この点を木質環境が育てていると考えられる。共感性については,性差が大きく,男女別で,学校間比較を行なった。女子では学校間に差がなかったが,男子では,ドラマや動物に対する共感が,鉄筋校舎の子どもたちは低かった。}, pages = {105--119}, title = {木造校舎と鉄筋校舎に対する子どもの認知及び思いやり行動の比較 ―教育効果に及ぼす学校・校舎内環境に関する研究III―}, volume = {40}, year = {1991} }