@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001732, author = {佐野, 竹彦}, journal = {愛知教育大学研究報告. 教育科学}, month = {Feb}, note = {text, 本研究は,関係固定型の真偽反応形式のアナロジー推理のプロセスについて,正答表象形成モデルと関係比較モデルのデータに対する適合度を比較することを目的とした。被験者は,大学生32名であり,彼らに2種類のアナロジー推理課題(人物画アナロジー推理課題と幾何図形アナロジー推理課題)を実施した。正答表象形成モデル,関係比較モデルともに,符号化の方法,写像の有無,属性比較の方法,の3つを組合わせて,12個の下位モデルを作成した。個人データについて,各項目タイプでの各コンポーネントの実行回数を独立変数とし,反応時間を従属変数とする重回帰分析を行い,2つのモデルの各々について,最適下位モデルを同定した。4つの観点から2つのモデルを比較した結果,以下のことが明らかになった。人物画アナロジー推理課題では,正答表象形成モデルの方がデータによく適合した。正答表象形成モデルにより,31名について,最適下位モデルを同定することができ,最適下位モデルの重相関係数の中央値は,.941であった。幾何図形アナロジー推理課題でも,正答表象形成モデルの方がデータによく適合した。しかし,正答表象形成モデルにより,最適下位モデルを同定することのできた被験者は,18名にとどまった。また,最適下位モデルの重相関係数の中央値は,.844であった。以上の結果から,幾何図形アナロジー推理課題については,ここで吟味した2つのモデル以外のモデルによる吟味の必要性が議論された。}, pages = {237--248}, title = {関係固定型のアナロジー推理のプロセス ―正答表象形成モデルと関係比較モデルとの比較―}, volume = {34}, year = {1985} }