@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001866, author = {佐藤, 洋一 and 室賀, 美紀}, journal = {愛知教育大学教育創造開発機構紀要}, month = {Mar}, note = {text, 学習指導要領「国語科」に〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕が新設されて以降、教育現場では様々な実践が行われてきているが「昔話・民話・神話」等の実践は、読み聞かせと音読、感想交流等が中心という断片的、入門的なものがほとんどである。活用力育成の観点からは「再話の読み比べ」「多読」等、読書生活の充実へつなげる発展的な指導が行われているが、教材の特性(テキスト形式)や学びの系統性、横断的・汎用的な学びの視点もまた希薄である。特に、伝統的な言語文化指導は「話す聞く」「書く」「読む」という三領域との関わりを考慮した実践が学習指導要領でも明記されているにも関わらず、読む・書く(話す聞く)学力育成、習得・活用(探究)等の学習過程、論理的思考力育成の関係を明確にした実践研究もほとんど見られない。 本稿は、昔話(伝承物語)の魅力とテキスト形式を生かす「伝統的な言語文化」の授業開発の実践研究を、教科書教材「ばけくらべ」(小3)、「茂吉のねこ」(小4)を例に、教材の特質を生かした習得から活用力育成への学習過程、学びの定着を図るためのスモールステップとしての「学習シート」開発等を提案するものである。次期学習指導要領の骨格となる「21世紀型能力(試案)」(国研、2014 年3月)等で、教科の学びの特性や固有性を生かすとともに汎用的・系統的な学び、カリキュラム開発が重視されている。限られた授業時間数でのより効果的な授業開発は極めて重要な実践課題の一つであり、本稿はこうした新たな学び(批評的・創造的な21 世紀型の学び)という教育課題への提案を、昔話教材を例にした授業開発という点から行うことでもある。}, pages = {45--52}, title = {昔話の魅力を生かす「伝統的な言語文化」の授業開発}, volume = {5}, year = {2015} }