@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001875, author = {二井, 紀美子 and 緩利, 誠}, journal = {愛知教育大学教育創造開発機構紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本研究では、在日外国人(ブラジル人)の子どもたちの語彙習得の傾向を知るために、不就学のブラジル人児童・ブラジル人学校の児童・公立保育園のプレスクールで日本語を学ぶ外国人幼児・幼稚園に通う日本人幼児の4グループの、絵カード式語彙調査の結果を比較検討した。分析の視点として、就学の有無ではなく、「どれだけの期間、どこで就学している(いた)か」という就学の質を問う立場から、「継続的就学」「断続的就学」「不就学」の3つに分類することを提案した。分析の結果、品詞(名詞・動詞・形容詞)と会話では、ポルトガル語の会話は品詞に比べ、どの段階の子どもたちでも正答率が高かった。また、品詞のうち、形容詞の問題では「高い」も「長い」もすべて「大きい」と表現するケースが目立ち、実際に使える語彙は限られていても、単純な会話はなめらかにできるため、一見問題がないように見えてしまう危険性が明らかになった。一方で、ブラジル人児童の教育問題は言語能力にのみ焦点を当てて考察されることが多いが、不就学児童に限って言えば、落ち着きのなさといった社会性の発達にも問題が看取された。}, pages = {123--131}, title = {在日外国人児童の語彙習得の実態 ― 異なる教育環境間の比較分析を通して ―}, volume = {5}, year = {2015} }