@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00001982, author = {林, 牧子}, journal = {愛知教育大学教育創造開発機構紀要}, month = {Mar}, note = {text, 保育者・教育者にとって子どもの持つ世界観を理解することは不可欠である。子どもを理解するためには、分析的な理解に終始してはならない。そのような観点より、本研究は、保育者を目指す学生を対象にフィンガーペインティングを基軸としたイメージワークを行うことによって身体性にアプローチし、幼児の遊びを追体験する中で「内なる子ども(inner child)」を目覚めさせて、幼児の持つ世界観と感覚的な外界の捉えを理解すること、そして自他の思いに向き合い、客観化することを目的としている。対象学生59名による、全5種類のワークから構成されているイメージワークを体験することで感じた、各ワークに対する印象についての自由記述をその内容から4つの反応タイプに分類し、特に重要な要素である、ワークに対するNegativeな反応に焦点を当てて分析を行った。その結果、特に高いNegative反応を示したワークはグループフィンガーペインティングであり、指絵の具を使用することにより退行を促された結果内なる子どもが表出して、理性では抑えきれない衝動や否定的感情、拒否感などが現れやすいことが示唆された。また、反対にNegative反応が最も低かったワークがカッティングであった。これより、カッティングは、グループフィンガーペインティングによって感じた様々なNegativeな感情を相補する働きがあり、特にこの2種類のワークによって、楽しいものとしてのみ捉えられやすい「遊び」の両面を体感することとなり、幼児の遊びの追体験としてのみならず、遊び行為そのものに対しての捉えの変化を促す契機となり得ることが示唆された。}, pages = {11--19}, title = {イメージワークに伴う個の心理的ダイナミクス ―保育者を目指す者の豊かな感性を拓く―}, volume = {1}, year = {2011} }