{"created":"2025-03-26T00:14:52.562557+00:00","id":2000566,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"404f4b76-40c9-4178-acb0-ddd23c8c092f"},"_deposit":{"created_by":16,"id":"2000566","owners":[16],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"2000566"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:aue.repo.nii.ac.jp:02000566","sets":["6:7:1741242103212"]},"author_link":["17"],"item_3_alternative_title_1":{"attribute_name":"その他のタイトル","attribute_value_mlt":[{"subitem_alternative_title":"“Ich schrieb mich selbst auf Schindlers Liste”:Die Geschichte von Hilde und Rose Berger(Ⅶ)","subitem_alternative_title_language":"en"}]},"item_3_biblio_info_7":{"attribute_name":"bibliographic_information","attribute_value_mlt":[{"bibliographicIssueDates":{"bibliographicIssueDate":"2025-03-01","bibliographicIssueDateType":"Issued"},"bibliographicPageEnd":"63","bibliographicPageStart":"55","bibliographicVolumeNumber":"74","bibliographic_titles":[{"bibliographic_title":"愛知教育大学研究報告. 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月に 3 日連続でヒルデ・ベルガーにたいして行ったインタビューの記録である。マーク・スミスはここでヒルデ・ベルガー(・オルゼン)に 1914 年の出生から 1935 年までの人生にまつわるさまざまな出来事について尋ねた。そのテキスト 2 は原著の59 頁から 118 頁であるが,第 7 報ではそのうち 89 頁から 103 頁までのおおよそ 14 頁分を翻訳している。Bulletin of Aichi Univ. of Education, 74(Humanities and Social Sciences),pp. 55 - 63, March, 2025ラインハルト・ヘッセ編著・舩尾 日出志・城田 純平・今泉 尚子訳Ⅰ ヒルデ・ベルガーの物語 2.テキスト 2 マーク・スミスのヒルデ・ベルガーとの対談(1978 年 6 月 19 日~ 21 日)(承前)マーク:あなたが成長したとき,お父さまは,あなたが子どものままでいることを欲していたのでしょう!ヒルデ:きっとそうです。しかし,わたくしは父に答えました。「問わないことなどできません。そしてもしお父さんがわたしに満足できるように答えてくれないのなら,わたしはもう信じられません」。母は仲裁しようとし,そしてわたくしが問うことを止めることを欲しました。母は言いました。「どうしてパパとけんかできるの。お前がお父さんを納得させることはありませんよ!そんなこと何の役にも立ちません!お前は,好きなように考えることができます。しかし問うことはやめなさい!お父さんを激怒させるだけだから!」その状況のなかでは,すでに申しましたように,シオニズムはわたくしにとって何か,あの中世的な狭い宗教世界からの逃げ道のようなものでした。マーク:あなたがもはや家では気づくことがないユダヤ的アイデンティティ,あなたがそこにおいてくつろぎを感じることができるユダヤ的アイデンティティ。ヒルデ:そうです。わたくしにとってシオニズムはそのようなものでした。そしてさらにわたくしをひきつけたのは,共同体の理念であり,キブツの生活でした。それを,わたくしたちは幼い頃に模倣しました。わたくしはとても気に入りました。マーク:お父さまとシオニズムについて議論したことがありましたか。ヒルデ:確かに議論したことがありました。すでに申しましたように,父にはパレスチナにラビがいました。そのラビには,父はお金を送っていました。父にとってパレスチナはもちろん「イスラエルの地」(ErezIsrael),すなわちユダヤ人がそこから来て,そこで喜んで生活し,そして埋葬されたい神聖なる土地でした。それゆえ,パレスチナにたいする父の姿勢はシオニストの姿勢とは違っていました。とはいえ,わたくしたちがシオニストになったことは,父には決して不幸なことではありませんでした。わたくしたちが宗教に敵対するようになっていることに気づいたときだけ,父は不幸になりました。そしてわたくしたちが社会主義者になったとき,父はとりわけ心配になり,そして狼狽しました。そのことが父には危険であるように思えたゆえに,心配したのです。わたくしたちがそのせいでユダヤ教から離れるのではないかと,父は感じとっていたにちがいありません。結局,父の勘は当たったのですが。しかしそんな父も,わたくしたちがシオニストたちのなかでユダヤ教の歌を歌い,そしてユダヤの問題を論議することについては,喜んでいました。その際,父の心は温かくなっていました。マーク:ヘルツルがどんな人か,お父さまはご存知でしたか《テオドール・ヘルツルはシオニズムの創始者,イスラエル国家の国父》ヒルデ:父はその名を聞いたことがあるかもしれません。わたくしには確信はありません。しかし父がヘルツルの名を初めてわたくしたちから聞いていたのだとしても,驚きではないいでしょう。父自身の小さな友人グループはまさに「ハシディズム」(Chassidium)【18 世紀後半に東欧から始まった敬虔な運動から生じた正統派ユダヤ教の教派。モーセの律法に従う分派】で成り立っていました。一緒に祈り,食べ,歌いそして踊るために参集するグループでした。マーク:そしてラビを崇拝するために。それはガリツィア地方では次のようになされていました。男たちこのような対談ではありがちであるが,いろいろな話題が次々に出てくる。重複もある。時間の流れに厳格に沿った展開はみられない。とはいえヒルデ自身が語る政治的人間としての育ちの 4 段階,つまり①シオニズム,②シオニズム・社会主義,③共産主義ないしスターリン主義,④トロツキー主義という流れはふまえられている。第 7 報では主にシオニズム・社会主義および共産主義ないしスターリン主義の段階における体験や思いをヒルデは語る。ここでのヒルデの語りには興味深いことがてんこ盛りである。例えばワイマル共和制末期の共産党派に属する労働者や若者たちによる街頭運動の様子がヒルデ自身の体験もふまえて、活き活きと描かれている。「腹減った」と叫ぶデモンストレーションに参加しているヒルデを目撃した誰かが、そのことをかの女の両親に告げ口した際のエピソードは滑稽であり、また親子の意識のズレを見事に伝えている。街頭運動に参加する人々のなかには、略奪行為を行う人もいて、そのことを共産党指導者が「搾取されたものを取り戻している」という理由で黙認していたことにヒルデが批判的であることには共感できた。敬虔なユダヤ教徒である父親に反発し、批判的思考を発展させたヒルデも実は、父親の真面目さは継承している。なお,ヘッセ先生及び出版社より日本語への翻訳,および愛教大研究報告における発表の許可をいただいている。《 》は原文にある補足説明であり,【 】内は訳者による補足ないし注釈である。","subitem_description_language":"ja","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_3_link_3":{"attribute_name":"研究者総覧へのリンク","attribute_value_mlt":[{"subitem_link_text":"舩尾 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