@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002024, author = {佐藤, 洋一 and 岡田, 智}, journal = {愛知教育大学教育実践総合センター紀要}, month = {Feb}, note = {text, 小説教材の指導は戦後以降,膨大な量の実践研究が提案されてきたが,基礎・基本の学力と評価観が曖昧である実践や系統性の希薄さ,習得型学力が身についていないままの討論の授業が行われてきた。新学習指導要領では基礎・基本的な知識・技能の「習得」とともに思考力・判断力・表現力等への「活用」の学力,「学習過程の明確化・言語活動の充実・学習の系統性の重視・読書活動の充実」等が国語科改訂の要点として示されていることは重要である。本稿はこれらの改訂国語科の緊急な実践課題を,生徒にとって関心は高いが,国語科文学教材の授業での扱いに混乱が多い村上春樹の寓意的な現代小説教材(「青が消える」)を例に提案したものである。小説教材における「習得・活用力」の段階的な学習過程論・学力を明確にした「学習シート」の開発と活用・現代小説としての村上春樹教材の特質を生かす視点・小説教材の実践課題の克服・自己学習能力育成の一環としての振り返り項目(メタ評価能力)等のポイントを論じた。本稿は,PISA型読解力や全国学力調査で求められる全教科・領域・活動の中核としての言語力(習得・活用力)育成の課題を,国語科学習過程論・評価論・教材論の立場から具体的に提案したものである。}, pages = {101--110}, title = {小説教材における「習得・活用」の授業・評価開発 ― 村上春樹「青が消える」(高校1年・明治書院)を例に ―}, volume = {13}, year = {2010} }