@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002061, author = {佐藤, 洋一}, journal = {愛知教育大学教育実践総合センター紀要}, month = {Feb}, note = {text, 本稿は,戦後63年ぶりに改正された教育基本法・関連法案をもとに告示された新学習指導要領を「戦後教育(国語教育)観からの脱皮」という視点から読む問題提起である。新学習指導要領の特質を,1「伝統や文化に関する教育の充実」によって言語教育・各教科教育・活動に「文化的価値目標の枠組み」が設定されたこと,2「言語活動・体験活動の充実」という形で言語力の系統的指導と体験・活動のバランスのとれた教育課程構築の方向を示したこと,3「基礎・基本的な知識・技能の確実な習得」,それらを生かした「思考力・判断力・表現力などの育成」などによって,習得型学力・活用型学力(探究型学力)という段階的な学習指導過程の方向を示したこと,4「情報」を読み解く読解力と関連させた論理的な記述力・言語力(要約・説明・報告・レポートの論述など)の明示により論理的なリテラシーとコミュニケーション能力育成に新しい方向を示したことなどとして読むことができる。こうした観点は実践化されてこそ意義を持つことだが,戦後以降のゆがめられた「子ども中心主義教育」「活動体験中心主義」,総合活動的な教育課程・指導過程論などの改革を迫る重要な観点と考えられる。}, pages = {143--150}, title = {2008年改訂・日本の国語教育― 国際化(欧米)スタンダードと日本的アイデンティティの行方 ―}, volume = {12}, year = {2009} }