@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002114, author = {山口, 匡}, journal = {愛知教育大学教育実践センター紀要}, month = {Feb}, note = {text, 教育=文化の伝達と広義にとらえるならば,教育という営みは人類の歴史とともに普遍的に存在する事象であるということができるかもしれない。しかし,思想一般からの教育思想の分化,「教育思想の独立主題化」の傾向は近代以降に顕著になってくる。こうした事実は,わたしたちの「教育」概念の成立にとって,近代という時代区分が画期をなしていることを示す状況証拠となるであろう。この特殊近代的な意味での教育思想がどのように成立してきたかを概観することは,「発達への援助・助成的介入」という教育観の問題性をあらためて解明することに結びつく。本稿の目的は,科学的・実証的であるはずの発達論が教育学的思考をリードするとともに発達理論のパラドックスに誘い込むという事態,あるいは逆に,近代教育学の成立以来の根本問題が発達論を要請しながら教育学的思考に独特のパラドックスを先鋭化させているという問題構制を素描することにある。}, pages = {247--254}, title = {発達論と近代教育思想 ―教育学的パラドックスの問題構制―}, volume = {11}, year = {2008} }