@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002213, author = {ふじえ, みつる}, journal = {愛知教育大学教育実践総合センター紀要}, month = {Feb}, note = {text, アメリカでは1980年代のDBAE運動の展開にともなって,全米規模での小学校用教科書も市販されるようになった。 DBAEでの「教科性」への志向を受けて,1994年に成立した「全米美術教育基準」は,必修教科としての芸術教育の成果に客観的な評価(assessment)を求めた。 1998年に刊行された『表現する美術』は,そうした要求に応えるべく,教材の領域と系統の一貫した体系性,造形要素や造形原理の分析・認知の重視,コミュニケーションのための鑑賞・制作活動,他教科との関連などを重視ししている。しかし,そこで示された「見ること」と「創ること」の活動は,「創ること」が鑑賞で得られた知識・理解の応用,技能の確かめという性格が強く,「創るよろこび」といった活動そのものを楽しむ配慮に乏しい。それでも,客観的評価に耐えうる基準をもった教科性の確立と,個人的・心情的な側面とを両立させる課題の取り組みへの意欲や方法論を,この教科書から日本の美術教育関係者も学ぶことができる。}, pages = {197--204}, title = {アメリカの美術教科書の研究(1) ―『表現する美術(Art Express)』について―}, volume = {7}, year = {2004} }