@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002337, author = {梅澤, 由紀子}, journal = {愛知教育大学教育実践総合センター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 保育場面での幼児のうたう活動の様々な実践例を,「音楽的な場」の成立という視点で分析考察を行なった。保育の中で歌う活動は,1 うたうこと単独 2 遊びやリズム運動,踊り等と一体になっているうたう活動の2タイプがある。それぞれの「場」の成り立ちが異なる。 1のタイプにおいては,うたうことの持続が鮮明に枠付けられるが,そこで「場」をつくりだすベースには,保育者と子どもの自然な交流によってもたらされる「うたい合う関係」がつくられていることが前提である。 2の遊び表現に伴うかたちのうたは,身体表現やリズム的運動等 遊びや表現する内容・タームの獲得によってうたが統合されたかたちで,あるいは遊びの推進するかたちで展開される。したがって,うたう状態への枠もゆるく,聴きつつうたう自己に統合して持続させる必然は強くない。また,「場」の強まる瞬間はきわだっている。両者のタイプともに,音楽的な場の強まりは,その瞬間に幼児にとって表現する音表象やリズム運動がしっかり定っている時に認められる。音楽する自己の状態に自身統合するよう意識をむけ,その状態を持続するプロセスを実現していくことが,幼児期のうたう表現の課題である。}, pages = {143--148}, title = {幼児のうたう活動における「音楽的な場」の成り立ち}, volume = {1}, year = {1998} }