@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00002532, author = {藤井, 達也 and 野田, 敦敬}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本研究は、理科と生活科の接続について、「接続が不要」と考える教師がいることを踏まえ、理科に関する学習および生活科の歴史的背景をたどり、今日の理科と生活科の接続の意義について、考察した。昭和40年代ごろから低学年教育の特に、理科、社会科、音楽科に課題があり、昭和50年代では国語、算数等の基礎的能力の育成に重点をおき、各教科の内容を総合的に指導すべきという意見があった。しかし、すぐには総合的に指導する新教科は新設されず、合科的指導の充実にとどまった。しかし、合科的指導の研究は順調に進まず、昭和61年に、自立への基礎を養うことをねらいとする総合的な新教科として生活科を設けることとなった。これは、従前の低学年理科と低学年社会科を合わせた教科ではなく、あくまで、自立への基礎を養う教科である生活科の中に低学年理科及び低学年社会科の内容を統合したということがいえる。生活科新設にあたり、平成元年の学習指導要領では、理科において、生活科の直接体験の充実を考慮し、日常生活に近い内容の精選が行われることで、接続が図られていたが、平成10年改訂の生活科及び理科では、双方の接続はほとんど意識されていなかった。その後、平成20年学習指導要領の生活科及び理科では、双方の接続が求められていることが分かる。この接続の文言が示されたのは平成18年の審議経過報告であった。そこには、体験の充実のみでは教育的効果が見られないという課題が示されていたため、生活科において体験の充実のみという批判を改善すべく、知的好奇心を高め、科学的な認識の基礎を養うことができるよう改善する文言が加わったと考えられる。}, pages = {1--8}, title = {理科と生活科の接続の意義に関する一考察 ― 理科に関する学習および生活科の歴史的背景を視点として ―}, volume = {1}, year = {2016} }