@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00003105, author = {伊藤, 貴啓}, journal = {教科開発学論集}, month = {Mar}, note = {text, 本論は,教科専門地理学の立場から,社会科指導における最小限必要な資質能力の一つとして地域教材開発力を捉え,教員養成段階における,その育成方途として教科専門と教科教育の架橋の必要性をまず示した。地域教材開発力の育成が求められるのは社会科教育及び地理学プロパーの先行研究,さらに各種教員へのアンケート調査にみるように,地域学習に対する教員の嫌悪感が大きく,教材開発力不足から指導に難しさを感じているためであった。両者の架橋では先行する教科内容学の分析から社会科の内容に関わる諸科学の基礎概念と研究アプローチが有効なものの,講義時間の確保がなされなければさまざまな欠落が出ざるを得ないことを指摘した。それゆえ,限られた時間において,社会科指導における資質能力の育成をはかるという点でいえば,地域教材開発力の育成が架橋の一方向性として重要であると思われる。その方向性での架橋では,先行研究の分析と大学院生等による地域副読本作成の経験から,「教科専門に関わる諸科学の基礎概念と研究アプローチの入力→その定着化のための場面設定→授業構成への転換による出力の場面設定」というプロセスが授業構成力の基礎的育成という点で有効なのではないかという仮説を有するようになった。同時に,それは学生に教科専門・教科教育・教職科目の学習を統合させる契機ともなるという点で,予定調和論へのささやかな対応策の一つになるのではないかとも考えられる。これらの検討が残された課題である。, The purpose of this study is to elucidate how to merge basics of social sciences with teaching methods for social studies Teacher training. Recent studies in Japan have demonstrated that the trouble in teaching social studies for many primary school teachers resulted from the lack of competence in developing teaching material of local area learning by themselves. To solve this problem in teacher education, we tried to explore an effective method of developing teachers' skill and techniques for local area learning of social studies.}, pages = {61--76}, title = {地理学プロパーからみた社会科教員養成への提言 ―教科専門と教科教育の融合の方途を求めて―}, volume = {3}, year = {2015} }