@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00003607, author = {原, 恵美子 and 増田, 樹郎}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, 一人の知的障害者の母親の語りから,社会的無関心と差別観の中で,母親たちがわが子と共に生き全責任を一生負い続けることを求められながら,そうした価値観や位置づけを内在化したところに生きる拠り所を求めざるをえない姿を考察した。そこでわかったことは,①「障害者は社会の迷惑であり,その母親が責任を負うべきだ」という社会常識の根深さ,②障害者支援には,一人ひとりの障害者に真剣に向き合い学ぼうとする「姿勢」と,そこから学び取った「思想」が不可欠であること,③全日本手をつなぐ育成会の活動がAさん世代の母親たちの生き方に与えた影響の大きさ,という3点であった。知的障害児者とその家族への支援の場では,彼等の「生きられた物語」が抜け落ちることで,支援が本当の支援とならず,彼等を縛る事態に陥りやすい。この解消のためには,障害をめぐる当事者である母親たちが主体的に歴史や体系的な知識を学び,自らの物語を語り合う場が必要である。}, pages = {69--79}, title = {知的障害者とその家族への支援に関する一考察(2)―知的障害者の母親の語りを通して―}, volume = {12}, year = {2016} }