@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00003627, author = {大西, 英夫 and 都築, 繁幸}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, 従来の聴覚障児の学力に関する研究の大半が,健聴児よりも遅れており,小学校2年生から4年生の段階で伸び悩み,その原因としてコミュニケーション上の制約を挙げている。聴覚障害児の算数の学力を検討した研究においても聴覚障害児の実態や実践的な具体的対応は述べられているが,その実態を引き起こす要因や具体的対応の理論的根拠等は十分に論究されているとは言い難い。本稿では,聴覚障害を対象にした研究のうち,算数に焦点をあて,聴覚障害児の算数の学力の実態・内包量概念の形成過程・数概念の獲得について検討した。その結果,1)聴覚障害児の算数の学力の特徴として成績の分布が二極化し,算数学力と読書力と相関がみられたことから日本語の読み書き能力に関連させて検討していく,2)聴覚障害児の内包量の獲得も健聴児に匹敵する言語力があれば必ずしも聴覚障害と健聴児との間に課題遂行に差が認められないわけではないことが推察される,3)言語に関する力(言語力,読解力,語彙力,文法力)が内包量概念,そして数概念に影響すると考えるならば,現行の算数教育の在り方を再検討する必要があろう,等の諸点が議論された。}, pages = {57--65}, title = {内包量からみた聴覚障害児の数概念の獲得に関する一考察}, volume = {11}, year = {2015} }