@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00003631, author = {吉田, 優英 and 都築, 繁幸}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, ADHDとLDの混合型タイプで,多動が激しく頻繁に離席や床に転がったり,机の上に載ってしまうという行動がみられる男児に行動コントロールやプランニング力,自己モニタリング力を育てるために内在化した言語能力を育てることを試みた。指導プログラムの開始当初は,指導の場所である訓練室や廊下を走り回っていたが,徐々に落ち着きをみせ,小6になってからは徐々に投薬を減らしていき,学校でも服用せずに登校できるようになった。課題文を黙読し,問いに対して筆記で答えることができるようになり,内言語が充実してきたためであり,指導過程においても常に,本人に選ばせることや考えさせること,本人と相談をして進めていったことが反映されていると考えられる。さらに,子どもに直接「告知」をすることを試みた。自分の困り感が自分のせいではなく障害特性からくるものであることを知り,自己の不得意さや苦手さだけを否定的に認識するのではなく,自己モニタリングを働かせることで失敗を繰り返さないよう,自分の障害とうまく付き合っていけるように考えることにつながった。二次的な障害への対応を考えると「告知」は不可欠なことであることが考察された。}, pages = {97--105}, title = {ADHD児の学習指導に関する事例的考察}, volume = {11}, year = {2015} }