@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00004138, author = {鈴木, 伸子 and 松本, 真理子 and 坪井, 裕子 and 野村, あすか and 森田, 美弥子}, journal = {愛知教育大学教育臨床総合センター紀要}, month = {Jul}, note = {text, 本研究では,授業中の意見相違場面に焦点をあて,小中学生の対人葛藤解決方略をQOL(Quality of Life)の観点から検討した。小学4年生,小学6年生計421名(男子202名,女子219名),中学2年生290名(男子146名,女子144名)の計711名を対象として,対人葛藤解決方略の特徴,主観的な心身両面からの健康度や学校生活を中心とした満足度および行動特性(ひきこもり傾向,攻撃的行動)を質問紙で尋ねた。主な結果は以下の通りであった。(1)自覚的なQOLは,小学生が中学生より高かった。(2)心身の健康度や学校生活に対する満足度は,総じて,小学生,中学生にかかわらず,自分と相手の欲求を考慮し対話を重視した解決スタイルの児童生徒が,あらゆる方略を用いる解決スタイル,一方向的な主張スタイルおよび一方向的な抑制スタイルの児童生徒より高かった。(3)攻撃的行動の自覚は,対話を重視した解決スタイルの児童生徒が,一方向的な主張スタイルの児童生徒より低かった。(4)ひきこもり傾向の自覚は,同じ葛藤解決スタイルであっても,小学生と中学生では異なっていた。これらのことから,授業中の意見相違場面における葛藤解決方略は,小中学生の学校生活を中心としたQOLを推し量る一つの手がかりになり得ることが示唆された。}, pages = {55--62}, title = {小中学生における対人葛藤解決方略とQOLとの関連 ― 授業中の意見相違場面に焦点をあてて ―}, volume = {6}, year = {2016} }