@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00004170, author = {小関, 俊祐 and 小関, 真実}, journal = {愛知教育大学教育臨床総合センター紀要}, month = {Jul}, note = {text, 本研究の目的は,アスペルガー障害をもつ児童生徒が抱えるうつ病に対する心理的支援について,その手続きや有効性について検討を行うことで,アスペルガー障害をもつ児童生徒に有効な抑うつ低減プログラム,あるいは抑うつ予防プログラム構築のために必要な介入手続きについて明らかにすることであった。本研究においては,4本の論文を対象に介入手続きとその結果に焦点をあてて,整理を行った。その結果,対象となったすべての論文においてうつ得点の低減効果が確認されているものの,手続きの有用性については明らかにならなかった。本研究によって,アスペルガー障害をもつ児童生徒の抑うつ低減,抑うつ予防プログラムの現時点での課題として,①セッション数が多く,介入実施期間も長いために実施が容易ではなく,多くの児童生徒に提供可能なプログラムではない,②介入手続きが多岐に渡っており,包括的なプログラムが構築されている一方で,どの介入要素がうつ得点の低減に有効なのか,明確ではない,③参加者個人に対するアセスメントが欠けており,どのような状態像の児童生徒に有効なプログラムなのか,わからない,④参加者と,参加者を取り巻く環境との相互作用が扱われていないために介入の効果が長期に渡って維持するという保証がない,という点が挙げられた。これらの課題をもとに,今後,アスペルガー障害をもつ児童生徒が抱えるうつ病に対する心理的支援プログラムの構築と有効性の検討が望まれる。}, pages = {71--75}, title = {アスペルガー障害の児童生徒の抱えるうつ病に対する心理的介入の有効性の展望}, volume = {4}, year = {2014} }