@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00004172, author = {田中, 優貴 and 石田, 靖彦}, journal = {愛知教育大学教育臨床総合センター紀要}, month = {Jul}, note = {text, 本研究の目的は,理想自己の実現のもつ意味,実現に伴う感情,自己効力感が,理想自己への志向性へ及ぼす影響を明らかにすることである。大学生358 名に対し,質問紙調査を行った。その結果,実現に伴う感情尺度の因子として,「実現に伴う肯定的感情」「実現失敗に伴う否定的感情」という二因子が抽出された。また,自己効力感尺度の因子として,「実現に向けた期待」「感情統制」「頑健性」という三因子が抽出された。理想自己への志向性を従属変数,実現のもつ意味と実現に伴う感情を独立変数とした分析で交互作用が有意傾向であった。下位検定の結果,実現のもつ意味低群において,実現に伴う感情高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高く,実現のもつ意味高群において,実現に伴う感情高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高い傾向があった。さらに,実現に伴う感情高群低群ともに,実現のもつ意味高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高かった。また,実現のもつ意味と実現に伴う肯定的感情を独立変数とした分析で交互作用が有意傾向であった。下位検定の結果,実現のもつ意味低群において,実現に伴う肯定的感情高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高い傾向にあり,実現のもつ意味高群において,実現に伴う肯定的感情高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高かった。また, 実現に伴う肯定的感情高群低群ともに,実現のもつ意味高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高かった。さらに, 実現失敗に伴う否定的感情と頑健性を独立変数とした分散分析で交互作用が見られた。下位検定の結果, 実現失敗に伴う否定的感情高群において,頑健性高群は,低群と比べ,理想自己への志向性が高かった。このことから,否定的感情が高い場合に,頑健性が理想自己への志向性の促進要因として機能する可能性が示唆された。}, pages = {85--92}, title = {理想自己への志向性の促進要因の検討 : 理想自己の実現のもつ意味・実現に伴う感情・自己効力感の交互作用に着目して}, volume = {4}, year = {2014} }