@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00004593, author = {田中, 生雅}, journal = {Iris health}, month = {Dec}, note = {text, うつ症状を呈する学生は少なくなく,大学の休退学調査報告でも,休退学の理由となる精神疾患の第一位に「気分障害」が挙げられている。それ故,学生のメンタルヘルス失調では所謂「うつ」が大変注目されている。しかし,「気分障害」ではなく,「うつ」というワードだけが独り歩きして,実は様々な病態があることはあまり知られていない。 WHOのICD-10の診断基準上では「気分(感情)障害」はうつ病エピソードのみを呈する「単極性うつ病」だけでなく,躁症状を呈する「双極性障害」,軽度の躁状態やうつ状態が持続する「持続性気分障害」等と複数の障害に分かれている。実際には診断としてそれが何であるかによって治療だけでなく対処の方法や課題が変化することは重要なポイントとなる。本稿では「うつ」を示す精神疾患の気分障害についての診断分類の説明の後に学生対応例を上げ,主治医や健康管理職の対応の基本ポイントを示し,正しく状況を把握することの重要性や最近の話題について述べることとした。尚,本稿は平成25年4月に,学生支援FDの形で,「躁鬱症状を呈する学生の発見の手がかり」についてレクチャーしたものを元として,大学教職員に理解してもらいたい「気分(感情)障害の治療のポイント」をリライトしたものである。冒頭に述べたように「気分障害」は注目されている精神疾患であり,大学教職員が受け持ちの学生の教育の場で経験することも多いと思われる。本稿が障害への理解と学生支援の一助となれば幸いである。}, pages = {13--16}, title = {気分(感情)障害を呈する学生の実際と対応}, volume = {12}, year = {2013} }