@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00005834, author = {時, 衛国}, journal = {愛知教育大学研究報告. 人文・社会科学編}, month = {Mar}, note = {text, 本研究は中国語の「着」と日本語の〈テイル〉の意味機能について対照言語学的に考察し、両者の共通点と相違点を究明することとする。「着」と〈テイル〉は、命令表現・動作過程の描写・連体修飾節に用いることができるという点では共通しているが、命令表現の場合、語の意味による制限をあまり受けておらず、動作過程への多様な描写の手段を持っているという点では、「着」は〈テイル〉と異なっている。「着」は、命令表現に用いることができて、様々な動的状態を捉えることができる。また静的状態に対しても支配的に捉えることができる。この用法は「着」のその他の表現における用法とは大きく異なり、命令表現における「着」の独特な用法と考えられる。動作過程への把握の仕方も多くあり、また、連体修飾節においても強い描写性を有しており、多様な状態を表現することができる。この点では〈テイル〉と違っている。〈テイル〉は、命令表現に用いられる場合、ぞんざいな命令表現として話し言葉に多用されるが、丁寧な命令表現とはならない。また、動詞の意味によっては共起しにくい場合もあり、使用上、一定の制限を受けている。連体修飾節においても強い描写性を保っており、静的状態の持続を表現することができる。ただし動作過程を捉える場合は、所定の形式によって表現することになり、「着」のように繰り返す形で用いることは許容されない。}, pages = {83--90}, title = {「Ⅴ+着」と〈Ⅴ+テイル〉の対照研究(八)}, volume = {66}, year = {2017} }