@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006075, author = {尾川, 満宏 and 都島, 梨紗 and 片山, 悠樹}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿は、専修学校専門課程(以下専門学校と略)の設置状況をめぐる地域特性を把握するため、『全国専門各種学校案内2015-16』とその他の統計情報を用いた分析を行った。その結果、以下3点が見出された。第1に、学科構成の地域的な特性である。大都市を有する都道府県で「文化・教養」が相対的に多く、それ以外の県で「医療」の割合が高い。また、全国的には学生数が激減してきた「商業実務」が依然として存在感を示している地域が一定数確認された。第2に、ところが、そうした学科構成と専門学校進学状況との関連性は不明瞭であった。むしろ、専門学校進学は大学進学や高卒就職など専門学校外部の状況に規定されている可能性が高いことを示した。第3に、学科構成比にもとづく地域クラスタ別に、専門卒者が従事する産業・職業に一定の傾向を見出した。地域によって専門卒者が経験する労働市場の傾向が異なり、そこに専門学校の設置状況が影響している可能性を示唆したことは、都道府県別データを用いた本研究の意義である。本稿は学歴や性別の比較を行わず、またおおまかな学科カテゴリーを用いたため、議論の精確さに課題を残した。今後は分析手法の高度化や質的調査により、一層インテンシブな専門学校研究を進める必要がある。}, pages = {41--49}, title = {専門学校設置状況と地域特性―『全国専門各種学校案内2015-16』の分析より―}, volume = {2}, year = {2017} }