@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006111, author = {都築, 繁幸 and 長田, 洋一}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, 心理劇は,当初,医療領域で使用されていた支援技法であるが,高原朗子が福祉の場,主に施設で重度な発達障害者を中心に実践を行い,10余年の長期間にわたる心理劇の効果を検証してきた。本稿は,この高原の実践の成果を学校教育場面にどのように活用していくか,という実践的課題を明らかにするためにこれまでの心理劇の実践研究を概括した。その結果,広汎性発達障害の社会性を改善する技法として心理劇が着目され,広汎性発達障害者の行動変容に関する般化の問題と自己理解に関する内面化の双方からの取り組みであるとみなせた。心理劇のねらいとして, 1 )表現の場, 2 )社会性向上の場, 3 )集団療法の場, 4 )情動体験およびその表現の促進, 5 )自己や他者への気付きや理解の促進, 6 )集団における仲間関係の形成,等が挙げられた。学校教育現場において子どもたちの内面に焦点を当てた取り組みとして心理劇をしていくためには,子どもたちが集団の中で如何に表現を高める機会を提供していくかが重要な検討課題となることを示した。そして,高原が実践した対象者よりも生活年齢が遥かに低く,症状も軽度な場合である学校教育現場において即時的な対処方法や効果を期待して心理劇を導入していくために様々な条件を検討していく必要があることを述べた。}, pages = {117--126}, title = {心理劇の学校教育場面の適用に関する実践的課題}, volume = {13}, year = {2017} }