@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006516, author = {藤嶋, 桃子 and 岩田, 吉生}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, 聴覚障害者のアイデンティティ形成に関する研究は,我が国でも多く行われてきた。これまでの研究より,聴覚障害者が形成するろうアイデンティティは,健聴者と聴覚障害者との世界の葛藤や混乱,聴覚障害者の世界への没頭等のいくつかの段階を経て形成されることがわかっている。また,これに影響する要因として教育歴やコミュニケーション手段の違い,同障者との出会いが大きく取り上げられてきた。しかし,これまでは「ろう者」か「健聴者」かの二者択一でアイデンティティが形成されていると考えられており,「難聴者」としてのアイデンティティは境界上の第三者的存在として考えられてきた。高性能の補聴器や人工内耳を装用し聴覚活用にて言語理解が可能な難聴者が増える中,実際に健聴者世界との葛藤を乗り越え,「難聴者」として肯定的に自己を形成している人がいるという事例から,今後は難聴者のアイデンティティについても検討するべきであることが考えられた。}, pages = {43--48}, title = {聴覚障害者のアイデンティティ形成に関する検討}, volume = {14}, year = {2018} }