@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006619, author = {内田, 康弘 and 片山, 悠樹 and 都島, 梨紗 and 尾川, 満宏}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿では,専修学校専門課程(以下,「専門学校」)から職業への移行プロセスを理解するという研究課題のもと,その基礎部分ともいえる入学背景と入学時の将来展望を検討した。分析に際しては,地域A (「都市」)と地域B(「地方」)という対照的な地域に位置する専門学校でのアンケート調査の結果をもとに,介護福祉・保育系/美容系/ 自動車整備系の3 つの学科ごとの特徴を描き出した。主な知見は以下の4 つである。第1に,入字者の背景について,性別は全国平均値の分布とほぼ同様の傾向にあること,自動車整備系では県外出身者が多い傾向にあること,中学3年時の成績は総じて中位以下であること,そして,奨学金を利用する学生が一定数存在することを明らかにした。第2にいずれの学科にも定時制・通信制高校出身者が在籍し,全日制高校出身者よりも高校への適応が低い傾向にあることを指摘した。第3 に,卒業直後の進路について,いずれの学科も学生の大多数が就職を希望すること,自動車整備系は「大卒のほうが就職に有利」と思わない頃向にあることを示した。第4にいずれの学科の学生も働くうえで専門的なスキル・知識や基本的な態度などの重要性を意識していること,また「地元で働きたい」という希望を持つ傾向にあることを明らかにした。美容系の学生に関しては,独立志向が強いという特徴もみられた。本稿で明らかとなったのは,あくまで専門学校入学時点での将来展望の傾向である。今後残された課題として,こうした意識が,専門学校での2年間の学びを通じてどのように変化していくのか,また,学校不適応がどのようなかたちであらわれるのかなど,それぞれの変容過程を動態的に描き出すことが求められる。}, pages = {19--28}, title = {専門学校への進学と将来展望―専門学校から職業への移行研究の基礎分析―}, volume = {3}, year = {2018} }