@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006629, author = {大西, 華恵 and 新山王, 政和}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 現在教育において「創造性」の育成が求められている。昨年12月21日に公表された中央教育審議会の答申において,「将来の予測が困難となっていく現在」において求められる資質・能力として「新たな価値を生み出す豊かな創造性」が示された。また,「創造性の整理」が,今後の時代に必要だともしている。そこで本稿では,教育における創造性の定義を試みるとともに,小学校音楽科における「創造性」について考察する。まず,教育における創造性は『生産と再生産の繰り返し』であると考える。創造において重視すべきなのは「過程」であると考える。過程を経る中で多様に考え(思考),試したり実践したりする(試行)ことで「創造」は成立する。ここでいう「生産」には思考と試行が含まれており,この生産をもとに新たなものを生み出すことが「再生産」である。そしてさらに,その再生産したものから新たなものを生み出していく。創造ではこれを繰り返していくのである。そして,音楽科教育における創造性は『思考と試行の繰り返し』であると考える。音楽は,自由に思考し試行することができる「考える」教科だということができる。多分に「考える余地」があり,自分で考え,誰かと共に考え,知識や技能を元に考えるなど,様々な「考える」アプローチができる。また,創造性は「音楽づくり」の領域のみで養えるものではなく,歌唱でも器楽でも,また鑑賞においても養うことができる。そのために,表現領域においては,考えること,実際にやってみることを効果的に繰り返す実践をすることで,鑑賞領域においては,ただ聴くだけではなく,「能動的」に聴くことが効果的だと考える。}, pages = {93--100}, title = {小学校音楽科における「創造性」に関する一考察}, volume = {3}, year = {2018} }