@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00006742, author = {児玉, 幸子 and 都築, 繁幸}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Feb}, note = {text, 本研究では,LD群においてRANテストの命名時間と読書力との相関が高く,読書力が低い者は,命名スピードがゆっくりであることが示され,LD群における命名スピード障害の存在が示唆された。また,平仮名抹消検査の時間と読書力との相関も高く,命名時間と同様に平仮名抹消検査の抹消時間も一つの時間(スピード)尺度として捉えられることが示唆される。語音弁別テストの成績と読書力との相関も高く,音韻能力の問題が読みの成績を妨げていることも推測された。一方,PDD群,健常群においては, RANテスト,平仮名抹消検査,語音弁別テストのいすれにおいても読書能力との相関は認められなかった。 PDD群,健常群における各課題の成績の違いは個人差の範疇で捉えた方が実態に即しているものと推測される。 PDD群においては,命名スピード尺度間で相関も認められす,課題ごとの個人内差が大きいことも示された。 PDD児は社会性の問題やコミュニケーションの障害が中心であり,PDD児の学習上の問題はそれらによる二次障害であると考えられ,各課題の成績が下がっているのは,固執性や関心・意欲などの問題が,「課題の取り組み」に影響を及ぼしたのではないかと考えられる。}, pages = {23--30}, title = {二重障害仮説に基づく学習障害児と広汎性発達障害児の読みに関する基礎的検討}, volume = {3}, year = {2007} }