@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007255, author = {廣瀬, 幸市}, journal = {愛知教育大学教育臨床総合センター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 人文社会科学の研究領域のうち、対人援助を旨とする心理臨床学の分野においても近年は質的研究が盛んであり、最近ではテキストマイニングを用いた研究も散見されるようになってきている。混合研究法やコンピュータを用いた内容分析などの手法は、隣接分野の看護研究に比べて普及はまだであるが、シンギュラリティ問題が喧伝される中、その潮流の行方は予測できない。本稿では、コンピュータによる自然言語処理の加速度的処理能力の増大によって益々便利になったテキスト型データ分析を用いた研究の様相をサーヴェイしながら、臨床心理学分野において盛んな質的研究あるいは隣接分野における混合研究の在り様を比較しながら考察した。臨床心理学分野の質的研究では、グランデッド・セオリー・アプローチを特に取り上げて、そのコーディング作業を検討した。その結果、コーディング作業の進展に伴ってデー夕から理論を生成するプロセスにおいて、データと概念の距離関係を最適化していく中で意味生成が非連続的に得られること(解釈の第2ダイナミズム)が判明した。隣接分野の混合研究では、「クラウンデッドなテキストマイニング・アプローチ」の手法を特に取り上げて、人間がテキストを理解する方法とコンピュータがテキストを解析する方法がどれほど異なっているのか、について考察を深めた。また、テキスト型デー夕分析を行う上で、母語とする言語の違いによって思考様式(世界認識の在り方)が異なるという点を考慮に入れる必要性があることを指摘した。}, pages = {[1]--[9]}, title = {インタヴュー調査のデータ分析に関する一考察}, volume = {8}, year = {2019} }