@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007283, author = {木田, 千晶 and 鈴木, 裕子}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 平成30年度改訂(定)の幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領において、保育者の職務に子育て支援に関する職務が規定された。さらに保育者養成教育においても新たな科目が設置され、保育者の専門性を活かした子育て支援への理解等が必修科目となった。保育者は、これまでの業務に加え、保護者支援、子育て支援といった幅広い技術や知識、専門性が求められるようになり、今後の保育者養成課程における学生指導についても、これまで以上の具体的な指導が必要となった。そこで、本研究では、「ママ友」という言葉に着目し、母親間の関係が構築される現状やそこから見えてくる母親たちの育児困難感を捉え、その上で、家族に対する支援の期待度が母親間の人間関係に及ぼす影響を検討した。その後、母親たちの現状を踏まえ、保育の専門家である保育者にこそできる子育て支援について考察した。その結果、「ママ友」に着目した母親たちの抱える育児困難感について、「ママ友」に頼るしかない現状が捉えられ、さらに「ママ友」との関係において、母親たちは葛藤を抱えながら関係を構築させることが示された。また、家族に対する支援の期待度の高低によって、ママ友関係構築には差異がみられ、期待度が低い母親ほど、頼れる存在が近くにないために、ママ友関係へのストレスや葛藤が強く示された。これらの結果から、保育者は、具体的な母親間の介入や直接的な助言や情報提供だけではなく、母親へ共感的な立場を示し、母親の抱える悩みや不安に寄り添うことも保育者だからこそできる支援の一つとして求められていると考えられた。}, pages = {33--40}, title = {家族への期待度が母親間の人間関係構築に及ぼす影響 ― 保育者養成教育における「子育て支援」「子ども家庭支援論」の基礎資料として ―}, volume = {4}, year = {2019} }