@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007466, author = {稲葉, みどり}, journal = {愛知教育大学研究報告. 人文・社会科学編}, month = {Mar}, note = {text, 本研究では、協同的な学習の理念に基づいて実践した活動型の授業のグループ活動において、学生がどのような相互交流を行ったかを明らかにする。グループ活動において、学習効果を促進するには、相互交流の質を高めることが重要である。よって、相互交流の質とそれを促進する要因に着目し、活動の過程でどのような行動をしたかを自己評価の形態で調査した。その中から、本研究では、①グループ活動に対する不安と意識の変容、②参加の平等性の担保、③対人関係スキルの使用、④活動で遭遇した問題について分析した。その結果、①グループ活動に対する不安と意識の変容については、始めは不安・緊張・ぎこちなさはあったが、次第に打ち解け、仲間意識も湧き、お互いの長所や個性を発見し、尊敬の念も生まれ、成功や達成感を共有でき、活動は楽しいものであったことが明らかになった。②参加の平等性の担保に関しては、十分に担保されたとは言えず、特定の人が中心になる、やりたい人に任せる、自分はあまり活動しない、特定の人が作成する等が見られた。③対人関係スキルに関しては、あまり積極的に使用されたとは言えず、学生はこれらのスキルを十分に使用できないか、スキルがまだ不足していることが示唆された。④活動で遭遇した問題については、協力的でない人の存在、作品の整合性の欠如等が確認された。一方で、リーダーの不在が懸念されたが、大半のグループにリーダーとなる人が存在していたことが分かった。今後は、これらの結果を基に、相互交流をさらに活性化させるには、教師はどう指導助言や介入をしていくかを考えることが課題である。}, pages = {49--56}, title = {グループ活動における相互交流の過程の分析-参加態度・平等性の担保・対人関係スキル-}, volume = {68}, year = {2019} }