@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007509, author = {田中, 博章}, journal = {研究紀要}, month = {Mar}, note = {text, グーグルアースの活用を通して、実際に旅行をしてあたかもその場にいるかのような疑似体験を行う。このようにICTを活用して世界旅行(授業ではワールドツアーと名付けた)を疑似体験することで社会参画し、観光における様々な課題を取り上げ、地理的思考(空間的思考)を通して現代的課題を解決する地理的知識やスキルの応用を重視する授業開発を目指した。そこで、第3次産業の世界の観光業における単元で、ワールドツアー(世界遺産をめぐる旅行)を取り上げ、教室内で世界旅行の疑似体験を通した自由な雰囲気の中で話し合い活動を進めるワールドカフェ方式を取り入れた。ワールドカフェ方式とはアニータ・ブラウンとデイピッド・アイザックスによって、1995年に開発・提唱された対話の手法である。本時においては、各国の代表者として各テーブルの地域ごとによる話し合い活動を行い、「いかにしてより満足できる観光が実現するか」「いかにして自然環境保護ができるか」単に世界遺産や空港を紹介するだけでなく、話し合いを通して課題解決を目指す。まずは最初のテーブルではあらかじめ固定した地域、アジア、オセアニアなどの地域から国を選び、航空交通網や世界遺産を調べ、「どのようにしてその国へ行くのか」「いかにしてより満足できる親光が実現するか」「いかにして自然環境保護ができるか」をテーマとする。ラウンドが変わるごとに1人を残して全員が他のテーブルにそれぞれ移動する。この方法で、ラウンドごとに別のテーブルの話し合いに参加できる。1人残った人は、ファシリテーター(司会)として移動してきた人にそのテーブルで進んだ話の内容を伝える。出された意見を書き込んでいく。このやり方を導入すると移動してきた人でもその前の話し合いでどんな内容が話されていたことが分かりやすく意見も出しやすくなる。そのラウンドの評価をCS(ポートフォリオ)分析9にて行う。最後は全体で情報を共有する。CS分析とは、CSポートフォリオ分析とも言い、項目別満足度と総合満足度から、重点改善領域を抽出する分析手法である。満足度を構成する要素ごとの「満足度jを縦軸、総合満足度と要素ごとの相関係数(関係の強さ)を横軸にとり、各要素をプロットして重点的に改善する要素を明らかにする。}, pages = {33--42}, title = {高等学校地理におけるアクティブラーニニングの授業実践 -CS(ポートフォリオ)分析を用いてー}, volume = {45}, year = {2018} }