@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007552, author = {堀田, 景子}, journal = {研究紀要}, month = {Mar}, note = {本校では、昨年度からの段階的導入を経て、本年度より全学年で学校向けの「学習支援プラットフォーム」、いわゆるClassi を導入した。Classiでは普段の学習の記録や生活時間の記録なども教員と生徒の相互で共有でき、また、模試の結果なども反映されるため、全学年でこれらのサービスを有効活用する上で、随時ネットワークにアクセスできる環境が必要不可欠であると考えられた。さらに、総合的な学習の時間やLTにおいても、ネットワークを利用しての活動が可能となれば、より効率的で発展的な学習活動となるのではないかと考えられた。そこで、他の都道府県の高等学校で導入が進められているBYOD(Bring Your Own Device)が一つの手段となり得ると考えられ、本年度より生徒の個人端末を校内での学習活動等に利用している。そして、BYODの導入を進め活用していく際の様々な課題や問題点を検討する上で、本校生徒の情報機器の利用実態や情報モラルへの意識、またClassiの利用実態等の把握は、有用な情報となるため、昨年度に引き続き情報機器の利用実態調査を行った。学校以外でインターネットを利用する機器の割合としては、他の調査結果と同様にスマートフォンが最も多い結果となった。また、自分専用の携帯電話やスマートフォンを持つタイミングは昨年度よりも低年齢化した。さらに、98%以上の生徒が自分専用の情報機器を所有しており、そのほとんどがスマートフォンであることからも、現在の高校生にとってスマートフォンは最も身近なで日常的なディバイスとなっているといえる。Classiの利用の仕方については、「スマートフォンのアプリケーション」が最も多く、利用頻度は、「ほとんど毎日」と「週に5日程度」利用している生徒と、「ほとんど利用しない」とする生徒の二極化が見られた。本校で本年度より導入したBYODを定着させ、より多くの場面で生徒の個人端末を学習活動に利用していくには、Wi-Fi環境の充実、情報モラルやセキュリティー面での課題、利用する端末個々の性能の問題、運用面で課題、生徒個人の情報リテラシーの差など、検討し考慮すべき点が多々存在すると考えられる。しかし、高校生にとって最も身近なディバイスであるスマートフォンを利用しての学習形態や、学習のツールとしての利用は、今後もその機会が増えていくだろうと予想される中で、本校の教育活動の実情を踏まえた上で効果的な学習環境を模索していくことは、これからも教育現場に求められることになるだろうと考える。}, pages = {103--111}, title = {情報機器の利用実態調査2019―BYODの推進へ―}, volume = {47}, year = {2020} }