@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007698, author = {清水, 克博 and 胡田, 裕教 and 角田, 寛明}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿の⽬的は、初等中等教育のキャリア教育において⽤いられるポートフォリオの現状と課題を、校種を超えた「学びの継続性」、学びを過去・現在・未来の視点で考える「学びの時間的展望」、学びをまとめ次の学びにつなぐ「学びの発展性」と、「学びの発展性」を実現するために必要な学習者のための「学びの評価」の視点から明らかにすることにある。この⽬的を果たすために、2019年9⽉までに都道府県政令指定都市中核都市の教育委員会、教育研究所、教育センターで公表されたキャリア教育に関する研究を管⾒し、それらの中で⽤いられたポートフォリオを評価した。その結果、中央教育審議会が「キャリア・パスポート」(2016)の考えを⽰した時期を前後して、校種を超えた「学びの継続性」を図り、キャリア教育としての学びをまとめ、⾃⼰の学習成果の内省につなげるまでの「学びの発展性」を果たすポートフォリオが、実践研究の中で多く開発されていることを確認することができた。しかし、学習者が「学びの発展性」を図る際に、⾃⾝の学びの過去と現在、未来という3つの時制を備えた「学びの時間的展望」の視点で学びを振り返る⽤意が多くのポートフォリオで⼗分ではないことが明らかとなった。さらに、学習者に「学びの発展性」を図るためには学習者⾃⾝の⾃⼰評価だけでなく、学級の仲間、教師、保護者といった学習者の学習過程や成果を知る⾝近な他者からの評価を根拠に⾃⼰の学びをまとめ、次に取り組む学習につなぐ学習者のための「学びの評価」の仕組みが必要であるが、公表されたキャリア教育の実践研究で使われるポートフォリオではこうした仕組みが不⼗分であることが明らかとなった。}, pages = {49--58}, title = {初等中等教育におけるポートフォリオを活⽤したキャリア教育の現状と課題−学びの継続性、時間的展望、発展性と学びの評価の観点からの考察を通してー}, volume = {5}, year = {2020} }