@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00007825, author = {稲葉, みどり}, journal = {教養と教育}, month = {Oct}, note = {text, 日本の教育現場では外国にルーツを持つ児童生徒の教育が課題となっている。特に学習や学校生活を下支えするのがこれらの子どもたちの日本語指導である。よって、教職をめざす学生には、日本語教育に関する資質・能力が求められ、本学の新課程では「外国人児童生徒支援教育」が全学共通の必修科目となっている。本研究では、日本語教育の実践力を高める目的で実施した学部での模擬授業の教育的効果を考察した。模擬授業では、様々な外国語教授法の理念と特色を踏まえた授業をすることを目標とした。ここでは、授業後実施した学生による実践の自己評価に着目した。評価の観点として、「目標」「教材教具」「授業構成」「授業運営」「指導技術」「省察」に関する項目を設定し、5 段階で評価させた。その結果、目標の設定、教材教具の作成と使用等、教師主導で決定して実行した項目の評価は比較的高かったが、学習者との相互交流を伴う指導技術(質疑応答、誤用への対処等)に関する項目の評価は低かった。その要因として、学習者役の学生が日本語学習者の躓く点や誤用等についての知識が不足しており、模擬授業参加時に間違える振り等の演出ができなかったことが挙げられた。よって、模擬授業をより効果的に行うには、学習者役となる学生にも課題を与え、学習者の習得上の問題点や誤用の傾向等について十分に把握した上で役に臨ませることが必要であるという結論に至った。本授業は、日本語教育選修の専門科目であるが、共通科目とは同じ教育目標を持つので、得られた知見を共有できるものであると信じる。}, pages = {7--14}, title = {日本語模擬授業の自己評価-この実習で学生が学べなかったこと-}, volume = {20}, year = {2020} }