@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008093, author = {西野, 雄一郎}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, J. L. メリアムは1904年にミズーリ大学教育学部に赴任し、1905年から1924年までの約20年間はミズーリ大学附属初等学校の校長を兼任して、特徴的なカリキュラムに基づく実験を指導した。メリアムは、初等教育の目的は、「少年少女たちが通常従事する全ての健全な活動においてより良くあることを支援することであるべき」だとし、現時点における子供たちの学校外での生活を豊かにすることを主目的として実験を指導した。メリアムはその教育目的を達成するために、伝統的な教科を廃止し、「観察」、「遊び」、「物語」、「手仕事」の4つの学科を配置した。3R’s をはじめとする伝統的教科は、これら4つの学科における実生活に関わる学習をする上でのツール、すなわち「生活のための遂行手段」として学ばれた。そのような革新的なカリキュラム実験は、ラヴィッチによって反知性主義をもたらした1例として批判されることとなった。本稿においては、なぜメリアムが伝統的なカリキュラムを廃止して革新的なカリキュラム実験を指導するに至ったのかについて論じることによって、メリアムが思慮もなしに伝統的カリキュラムを否定したわけでなかったことや、メリアムが生徒による生活活動への直接的な研究を核としながらも、結果的に伝統的な教科についても学んでいくカリキュラムを実践したことを明らかにした。}, pages = {1--8}, title = {J.L.メリアムによる伝統的カリキュラムへの批判}, volume = {6}, year = {2021} }