@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008095, author = {横井, 良憲 and 鈴木, 裕子}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, COVID-19の影響下で保育者がどのようなことに困り、それが危機管理上どのような意味をもつのか明らかにする目的で、愛知県、神奈川県、岐阜県、広島県にある、7ヶ所の保育施設に勤務する保育者に「新型コロナウイルス感染症で困ったと感じていること」についてインタビュー調査を行った。第1期は緊急事態宣言下の2020年5月、第2期は緊急事態宣言解除後の同年7月に実施した。第1期と第2期に共通して複数施設が挙げているカテゴリーは<感染症対策>や<休園等による子どもの姿の変化>、<行事の見直し>、<マスクにより保育者の表情が子どもに見せられない>の四つがあった。<職員の負担>や<施設から感染者が出る不安>、<保育内容の見直し>、<職員勤務シフトの見直し>、<衛生資材の不足>、<家庭への支援不足>等は第1期には複数施設が挙げていたが、第2期になり1施設のみか全く挙がらなかった。<休園等による子どもの姿の変化>では、家庭での子どもの様子をどう把握するかが困りごととして挙がり、これらに取り組むことが発達だけでなく虐待防止の一助になることが示唆された。<行事の見直し>はネガティブな面だけでなく、この機会を行事の見直しの好機とポジティブに捉える姿勢も挙げられたが、一方で、感染症対策と理想の保育の間で葛藤する保育者の苦悩も語られた。<マスクにより保育者の表情が子どもに見せられない>においてもこの葛藤は存在し、危機管理上の最重要課題である子どもの安全確保と理想とする保育の両立の難しさが、これら困りごとを生み出していることが示唆された。}, pages = {19--26}, title = {新型コロナウイルス感染症COVID-19の中での保育施設の課題}, volume = {6}, year = {2021} }