@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008096, author = {清水, 克博 and 胡田, 裕教 and 角田, 寛明}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿の目的は、キャリアポートフォリオを用いた初等中等教育のキャリア教育を対象として、キャリア形成型コンピテンシーの獲得のためにいかなる指導要素を用いて実施すればよいかを明らかにすることを目的とする。特に、キャリアポートフォリオを用いて、学びをまとめ、次の学びにつなぐことを実現するために行われる学習者による学習者のための「学びの評価」がどのように機能するかを、授業分析から明らかにすることにある。この目的を果たすために、都道府県政令指定都市中核都市の教育委員会、教育研究所、教育センターで公表されたキャリア教育実践の中で、「学びの継続性、発展性、時間的展望、評価」の4観点で評価の高いキャリアポートフォリオを用いた授業実践を記録し、授業分析を行った。その結果、ペアによる相互評価として行う「学びの評価」では、学習者に対してペアとなる学習者が、学習者自身の評価から漏れた評価を補完、強化し、否定的な自己評価を和らげるモニタリング機能を果たすことがわかった。そして、こうしたモニタリング機能が学習者個人のみで行う「学びの評価」に比べて評価内容の対象が広がり、「学びの評価」が深まることが確認できた。すなわち、日ごろから学習者の状況をよく知り、学習者の学びを理解している仲間と行う相互評価としての「学びの評価」は、キャリア形成型コンピテンシーの育成において重要な指導要素となることがわかった。}, pages = {27--36}, title = {キャリア形成型コンピテンシーの育成を図る指導要素の検討―小中一貫学園のキャリアノートを用いた実践の授業分析を通じて―}, volume = {6}, year = {2021} }