@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008100, author = {山下, 大喜 and 生嶌, 亜樹子 and 土屋, 武志}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿では、学校教育における人物学習の視点から、戦後台湾へと受け継がれた胡適の思想的系譜について検討した。胡適と戦後台湾の接点として、晩年の4年間(1958年~1962年)に務めた中央研究院の院長をあげることができる。胡適院長時代にはアメリカとの学術交流など学術的基盤の構築が進められた。そうした地域的背景を活かして、中央研究院を校区に含む台北市南港区胡適国民小学では、胡適の思想的系譜を題材としたカリキュラム開発が行なわれている。2014年に公布、2019年から実施されている「十二年国民基本教育課程綱要」は「学校を基盤としたカリキュラム開発(School Based Curriculum Development)」を志向し、その志向性が各学校での「特色あるカリキュラム開発(Distinctive Curriculum Development)」に結実する形となっている。胡適の思想的系譜がその題材となっているのは、自由主義とともに中央研究院院長を実際的な接点として胡適思想が戦後台湾へと受け継がれているからであり、中央研究院を含む地域の歴史的展開を学ぶことにもつながるからである。}, pages = {69--74}, title = {胡適思想と戦後台湾―思想的系譜とカリキュラム開発の交錯点―}, volume = {6}, year = {2021} }