@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008110, author = {杉山, 尚美 and 加納, 誠司}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本研究では、生活科における「学びに向かう力」のなかでも意志や意欲について取り上げる。文部科学省が育成すべき資質・能力として掲げた「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の三つの柱は総合的に育成することが求められるが、特に情意的な面である「学びに向かう力、人間性等」については客観的に数値化することが難しく、どのように見取り、育成していくかなどに課題がある。そこで、「学びに向かう力」に関連する文献を参考に子どもが学びに向かうために必要な教師支援について考察した。生活科における「学びに向かう力」として、自らの思いや願いを基に挑戦しようとする意欲や、思いや願いの実現に向けて自分を信じて粘り強くやり遂げようとする意志の育成が目指されている。そこで、子どもが意志を発揮して意欲的に活動し学びに向かうことができるよう、学習意欲を促進させる環境に関する研究などを基に、「自律性」「有能感」「関係性」の三つの環境を整えることの重要性を述べる。さらに、これまでの子どもの見取りにおいて大事にされてきたことを参考に、子どもの意志や意欲を見取ろうとする際に意識すべきことを考察していく。そして、そのような見取りをしていくために必要な教師支援について、「積極的傾聴」を援用しまとめる。具体的な活動や体験から学ぶ生活科においては、より教師が子どもの内面に目を向けて子どもに共感し、外面に表れていない気持ちを引き出すかかわりをすることが重要である。そのために教師は「自律性」「有能感」「関係性」の三つの環境を意識して整え、子どもの意志を見取ろうとし続けることが重要だと、本研究から明らかになった。}, pages = {145--152}, title = {生活科における「学びに向かう力」を見取るための教師支援}, volume = {6}, year = {2021} }