@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008428, author = {髙橋, 翔織 and 小倉, 靖範}, journal = {障害者教育・福祉学研究}, month = {Mar}, note = {text, 現在、通常学級の担任にも、特別支援教育に関する専門性が求められている。一方で、通常学級において「特別支援教育の視点を生かす」ということの内実は曖昧である。そこで、本研究では、特別支援学校での勤務経験を通して得られた特別支援教育に関する実践的知識が、通常学級の授業の捉え方にどのように影響するのかを検討した。結果、通常学級の指導経験のみを有する教師は「教師の授業中の指導行動」に着眼し、特別支援教育の指導経験を有する教師は「特別な支援が必要な学習者への配慮」や学習への参加のための「環境調整」に着眼し、授業を観察していることが明らかとなった。そして、これらの違いには、教師の実践経験によって形成された教授ルーチンやモニタリング・スキーマが関わっており、特別支援学校や特別支援学級における指導経験が、通常学級の授業における教師の意思決定に影響を与えることが示唆された。また、特別支援教育に関する実践的知識を有する教師を含めた複数の教師の意思決定を実践場面に即して共有することが、授業改善につながると考えられた。}, pages = {49--54}, title = {特別支援教育に関する実践的知識が通常学級の授業における教師の意思決定に与える影響}, volume = {18}, year = {2022} }