@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008448, author = {清水, 克博 and 胡田, 裕教 and 角田, 寛明}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿の目的は、初等中等教育のキャリア教育を対象として、キャリア形成型コンピテンシーの育成を図るために用いるキャリア・ポートフォリオ(以下、ポートフォリオと記す)の構成要素としての「学びの評価」を明らかにすることにある。この目的を果たすために、キャリア教育としての学びを「まとめ」「つなぐ」ポートフォリオの開発者にインタビュー調査を実施した。調査対象は、県教育委員会の開発担当者と、県のポートフォリオを基盤に学校独自のポートフォリオを開発した担当者の2人である。両者のインタビュー内容を、計量テキスト分析を用いて比較検討することを通じて、「学びの評価」の構成要素を明らかにすることを目指した。開発者の2人から共通していた内容はポートフォリオ開発にあたっての「研究動機」「県キャリアノートへの課題意識」「開発指針」であった。こうした共通性を基盤に、県の指導主事にある立場のAは、県下で小中高校を通じて活用してもおうとするマクロ的視点から「高校へのつなぎ」「汎用性」を構成要素にポートフォリオを開発していた。一方、9年間の小中一貫教育に取り組む学校で9年間の学びの成果をとらえさせるといった自校のみを対象としたミクロ的視点でポートフォリオ開発をしたBは、「学校が育てる資質能力」「長期的スパンによる縦断的振り返り」「他者評価を図る方策」「ペアによる相互評価の導入」「評価根拠の簡潔化」を構成要素としていることが明らかとなった。以上のようにキャリア教育で「学びの評価」を図るために必要なポートフォリオ開発において、構成要素を明らかにすることができた。}, pages = {1--9}, title = {キャリア・ポートフォリオの「学びの評価」に関する研究―県開発担当者と実践開発者に対するインタビュー調査の分析を通じて―}, volume = {7}, year = {2022} }