@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008460, author = {西野, 雄一郎}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 本稿においては,新教育運動の実態解明のためにJ.L.メリアムによるミズーリ大学附属初等学校におけるカリキュラム開発において設置された四つの教科の一つ「手仕事」の解明を試みた。「手仕事」の目的は,メリアムの初等教育における主目的と同じく,「少年少女が通常従事する全ての健全な活動においてより良くすることを助ける」ことだった。「手仕事」は,学校外の子どもたちの無計画な制作活動をただ授業時間に取り入れたのではなく,学校外における子どもたちの生活をより良いものに改善するための教師による方向付けがされた時間だった。例えば,「手仕事」で使用する素材は手に入りやすいものを使用し,4~6週間ずつ毎に1種類ずつ使用した。また,発達段階は考慮され,最も幼い子どもたちは一斉に同じ物を作り,慣れてくるに従って制作物の選択における自由度が増し,年齢を重ねるに従って計画を立てることが重視された。さらに,ただ制作させるのではなく,「デザイン」と「仕様」を優先し,それらについての話し合いを重視した。そのようなあくまで子どもの日常生活をより良くすることを目的とした「手仕事」は,他校における他教科との連関や協働作業を大人の見地から取り入れた手仕事とは一線を画すものだった。}, pages = {95--102}, title = {J.L.メリアムによるミズーリ大学附属初等学校におけるカリキュラム開発―「手仕事」に着目して―}, volume = {7}, year = {2022} }