@article{oai:aue.repo.nii.ac.jp:00008723, author = {橋村, 晴美 and 梅田, 裕介 and 岩山, 勉}, journal = {愛知教育大学教職キャリアセンター紀要}, month = {Mar}, note = {text, 昨今、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」や「3つの資質・能力」が定められ、学びの連続性を重視した幼小接続が重視されている。「架け橋プログラム」と呼ばれる小学校教育に対する年長児の円滑な接続を推進する事業が動き出したものの、現場は長期的なカリキュラムの編成等に苦労し、未だ模索の状況が続いているといわざるを得ない。そこで本研究では、まず幼小接続を意識して設立された生活科に着目し、小学校側の視点から幼児教育における幼小接続の考え方への示唆を得た。結果、生活科は幼児教育との段差を感じさせないこと、幼児期の体験や育ちを受け止め、小学校生活、つまりは教科での学習に期待をもつ「意欲」を育むことに重きが置かれていることが示された。同時に、幼児期の育ちを小学校に繋げるために、幼児教育において重要とされる4点を整理した。子どもの姿(実態)から時期の発達を読み取り、小学校以降でさらに育ちが発揮されることを視野に入れた適切なねらいを立案することが重要であるとされた。次に、筆者が公開保育にて助言を行った2歳児の保育指導計画を、子どもの姿とねらいの整合性という視点から分析した。結果、遊びを通して生まれた学びを繋ぐには、やはり発達の捉え方が重要な意味を成し、現在の子どもの育ちを疎かにして自身の思いだけをねらいに託すことの課題が浮き彫りになった。保育の中核となる子どもの姿を捉える貴重な資料、並びに小学校以降への育ちの接続を見通す手立てとして、保育指導計画の位置付けの検討がますます必要である。幼児教育という狭い世界から、小学校教育・生活科という世界を知った保育者へと、保育の見方・考え方を広い視野で再構成することが求められよう。}, pages = {53--60}, title = {幼小接続を促す保育の見方・考え方についての検討}, volume = {8}, year = {2023} }